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Form CMS- L564(R297) Request for Employment Information(雇用情報の証明依頼)

 Form CMS- L564とは 65歳になった時にメディケアに加入せず、引き続き雇用主の健康保険でカバーされていた人、もしくは私のように配偶者として会社の団体保険でカバーされていた人などが、配偶者の雇用主に証明してもらう(真っ当な保険にきちっと保険料を払い続けていたことを証明してもらう)ための書類である。 提出先はSSA(Social Security Administration) 前回の電話によるソーシャルセキュリティベネフィット、メディケアの申し込み(2025年8月14日)の際にSSAオフィスに パスポート Form CMS-L564 これらを持ってSSAオフィスの窓口にくるよう言われた。 この書類を提出することで、メディケア・パートBのペナルティを避けることができる。この書類が必要となることはSSAのウェブサイトを読んで分かっていたので、前もって夫に頼んで会社の担当者に用紙を送り、勤務期間と健康保険の有効期間を書き込んでサインをしてもらって手元に用意していた。 ソーシャルセキュリティ申し込みの分かりにくさは、申込者個々の状況が異なるためだ。何年働いてソーシャルセキュリティ税を払っていたか、年収はどうだったのか等々バックグラウンドが異なり、人によっては「出生証明書」「結婚証明書」「英語に訳された出生証明書、結婚証明書」が必要だったり、SSAオフィスの窓口に出頭するように言われたり言われなかったり。 前にも言ったように アメリカ国籍 40クレジット(10年)以上の労働実績がある 普通のケースはオンラインで申し込みをして簡単に済ませられるだろう。あるメディケアのブローカーは「刑務所に入っていた人」の相談に乗ったことがあると言っていた。 ソーシャルセキュリティのオフィスに出向いて、質問をしようにも約束を取り付けていない人は警備員によって門前払いを喰ったり、そうした小さなハードルがあって、それらをクリアしていかなければならない。1987年にアメリカに来て、ソーシャルセキュリティカードを得るためにオフィスに行って、ごった返して何とも言い難い混沌としていた場所に恐れ入ったけれども、あれから数十年が経った今も似たようなものだった。 ことに2025年の10月現在、政府の緊縮、シャットダウンによりスタッフは少なく、手続きをできただけでも幸運だったと言える。 腹を立て...

メディケアとソーシャルセキュリティ申し込みを電話で手続きする

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ソーシャルセキュリティオフィスに電話をかけてみる ssa.govのウェブサイトをどう読んでも 私のようなケース ではオンラインですんなり申し込みができるとは思えない。 どのような書類を用意しておけば良いのか 面接が必要なのだろうけれど、どのようにアポイントメントを取ったら良いのか google サーチをして電話番号を調べると1-800や1-888のような番号が出て来るが, 繋がっても「現在、電話のラインの不具合があるかもしれず、ご迷惑をおかけしている。www.ssa.govを見るように」というような案内が流れる。おそらく、政府機関の人員削減も関係していることだろう。 片っ端からかけた電話番号のうちの一つを辛抱強く40分くらい待ったら奇跡的に人間が答えた。理由を話すと彼女は8月14日の午後1時50分の予約を取ってくれた。 「こちらから電話をするから必ず電話を傍に置いてその時間を待つように。それから、オンラインで申し込みをして、もし上手く行ったらアポイントメントを取り消すように」と言ってくれた。(実はこのアポイントメントは本当に役立った) 7月4日、オンラインで申し込みをすると、首尾よく通ったようだった。数日後に画面をチェックすると次のようになっていた。そうか、次のステップは1ケ月後なのか。 一応オンラインでソーシャルセキュリティの申し込みはできたが、まだ質問が沢山あるので、電話によるアポイントメントはそのままにしていた。 きっとフォローアップのメールが来て、 「これこれの書類をアップロードするように」とか、「どこそこのソーシャルセキュリティのオフィスに出頭せよ」などど言ってくるだろうと予想していた。 8月を過ぎても上の申し込みの3つのうちの最後の部分が青になることはなかった。 8月14日午後1時50分過ぎにソーシャルセキュリティ・オフィスから電話がかかってきた 飛びつくようにスマホを手に取り挨拶をして、 「オンラインで申請したけれども、画面はずっと同じままでクリアされていないので、何かアクションを取る必要があると推測する」 と説明すると、 「そんなに焦らなくても大丈夫」 という感じで 「今日はソーシャルセキュリティの配偶者ベネフィットを申請したいんですね。メディケアはどうですか?」 と尋ねてくれたので、 「一緒に申し込みできますか?お願いしたいです」 と答えた。 お決...

74歳でメディケアに申し込む

在米39年、2025年1月に74歳になりました。 半年後に夫のソーシャルセキュリティ(Social Security)の年金受給手続きと共に、アメリカ老齢者用医療保険メディケア(Medicare)の申し込みを開始。65歳の誕生日の3ヶ月前あたりから加入の準備をするのが一般的なので、なぜ今頃?と思う方もいらっしゃるかもしれません。 それは、夫が9歳年下で、この夏に65歳になり雇用主が提供する団体医療保険から抜けてメディケアに移ることになり、配偶者としてカバーされていた私も同じようにメディケアを申し込むことになったのです。ついでに 67歳のフルリタイアメントを待たずに65歳でリタイアして年金受給を開始するとも言いだし、私も配偶者として給付を受けるための手続きをとることになりました。夫の方はそうすることに全く問題はありません。年金受給もメディケアの申し込み も 米国市民で 10年の労働実績(=40クレジット) があれば、難しくないようです。オンラインで申し込みが簡単にできます。 しかし、私のように 米国永住権保持者 働いた実績(ソーシャルセキュリティ、メディケアの税金を40クレジット払い込んでいない)が年金、メディケア受給の条件に達していない 配偶者の団体医療保険にカバーされていて、とっくに65歳を過ぎている そういう者が年金受給とメディケアの申し込みをするのに、どのようにすればよいのかを英語の解読テストをするようにssa.govやmedicare.govのウェブサイトを読みました。スタートは日本語の medicare.gov 「メディケア・メディケイドとは何ですか?」https://www.medicare.gov/publications/11306-J-Medicare-Medicaid.pdf 在ニューヨーク総領事館「メディケアとは」https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/pdfs/JASSI-MedicareSeminar-2017.pdf あたりで、各種保険会社やセミナーを行ってくれる組織が同じような情報を異なった表示の仕方で説明してくれます。しかし、個々のケースは取り上げないので疑問が残りました。 居住地域の専門家にお任せしてしまえば楽でしょうが、そうはしないで自分で7月から始めて9月末日の団体保険が切れる3日前にメディケアのブロ...